• 〒359-0044 埼玉県所沢市松葉町21-2
  • 04-2936-9137

一般診療

general internal medicine

一般診療|新所沢駅(東口) 小児科 | まつば小児科

general internal medicine

一般診療

当院で対応する主な疾患について、簡単にご説明します。

感染症

コロナウィルスが流行する以前は、子どもの受診事由の大半を占めていました。熱のほか、気道症状(咳、鼻水、鼻づまりなど)、消化器症状(吐き気、嘔吐、下痢など)、痛みやその場所などにつき確認します。年齢や症状の持続期間、集団生活(保育園、幼稚園、学校)での流行状況、ご家族内での体調不良者の有無などの情報も感染症の診断に欠かせません。胸やお腹の音を聴診し、症状に応じて喉や耳の所見をとります。検査を適宜組み合わせ、診断の一助とします。

川崎病

比較的頻度の高い病気で、診断には症状の組み合わせが重要です。何日も続く熱、眼の充血、唇の赤みや出血、イチゴのような見た目の舌、首の腫れや痛み、身体の発疹やBCG接種部の変化、手足の腫れや赤み、熱感です。観察される症状は順不同で、当てはまる症状が多いほど可能性が高まります。特殊な治療が必要になり基本的には入院治療を要します。熱が長引くと、心臓の合併症が問題となります。

アレルギー疾患

食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息の頻度が高いです。血液検査などで、アレルギー抗原の感作状況が調べられます。乳幼児によく観察されるゼイゼイ(喘鳴)に対し、当院では吸入器を短期的に貸し出し、継続の必要性を検討する場合があります。

腎・尿路疾患

尿の色がおかしい、尿が出ず浮腫む、排尿時に痛むなどの症状で気付かれるほか、学校検尿で異常を指摘されたり、尿検査で偶然みつかることがあります。血液検査やお腹の超音波検査を用いて診断、対応に繋げます。お身内に、腎臓の病気を持った方や透析を受けている方、耳の聞こえの悪い方が居ないかなど、お聞きしています。

内分泌疾患

ホルモンの影響で、身体の発育が阻害されたり、思春期の発来が早まったりすることがあります。血液検査でホルモンの基礎値を調べて、精査(負荷試験)が必要か判断します。検査で異常を示さない家族性のものもあります。甲状腺の病気には、血液検査に加えて超音波検査を検討することがあります。

神経疾患

発熱時に痙攣を呈する乳幼児のケースは多いです。数分で収まり痙攣後の様子が普段通りであれば、まず熱性痙攣を考えます。しばしば家族歴を認めます。上記に当てはまらない場合は、脳波検査や頭のCT、MRIなどの専門の検査が必要となることがありますので、大きな病院へのご紹介を検討することがあります。

その他

思春期になると、頭痛や不登校に悩まされる子が増えてきます。頭痛は片頭痛や緊張型頭痛の頻度が高いです。副鼻腔炎や貧血が頭痛の原因のことがあります。なかには起立性調節障害(自律神経の失調)が隠れている場合もあります。新型コロナウィルスの流行は、このような病態へも影響を及ぼしている印象です。生活指導に加え、鎮痛薬などを用いて経過を見ていきます。